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アイアンドールに命を吹き込んだ鉄職人。キャラクターやクラフト作品で作家としても活躍中。

茨城県水戸市、JR水戸駅から車で約10分、道路沿いの緑の建物が目を引きます。大貫氏の店舗および工房「Iron Works Little Smith」です。店内に入ると、ずらりと並んだIronPersonたち。とても愛嬌があり、まるで今にも動き出しそうな愛くるしさがあります。鉄とは思えない繊細な作りで、見る人たちを大貫ワールドに引き込みます。

もともとは、自動車関係の仕事で溶接を始められた大貫氏。見よう見まね、独学からのスタートでした。

大貫氏が、スペインに旅行に出かけた際、ヨーロッパのアイアン文化の進歩や、街中にあるサイン(看板)に魅了され、「鉄を使ってものづくりをしたい!」と直感的に思われたそうです。「現地の鍛冶屋に弟子入りしようとしましたねー。」大貫氏が職人であり作家となる転機はまさにこの時でした。

日本に戻ってしばらくの間は、知り合いに頼まれてポストやサインを作っていましたが、ある日自身の溶接棒を入れる道具を作りながら、ふと、その時手にしていた鉄パイプに、顔と手足をつけて人形風アレンジをしてみたらどうだろう?と思いつかれたそうです。実用品からアート作品へ、これが、第2の転機となりました。


これらの転機は大貫さんの溶接に対する考え方も変えたようです。「溶接を始めた当初は、自動車が廃車になれば自分の溶接もなくなってしまうので、特に思い入れはなく仕事としてこなすだけだったのですが、作品として残すことで、自分の手を離れても大事にしてもらえるから、今がいいですね」

人形が主人公のストーリー、ことわざになぞらえた作品、アイアンドールハウス、個性的なアイアンチェアなどなど、「一人で運べるサイズ」であること以外に決まりはなく、自由な発想で作品が完成します。

大貫氏の作品の特徴は、角がほとんどありません。「鉄は冷たい、重いというイメージがありますが、温もりも出せるんだよ、ということを伝えたいですね。

とてもシンプルな言葉をいただきました。ただそれだけでいいのかもしれません。複雑に考えず、作りたいから作る。それが見る者を魅了する大貫ワールドの真髄なのかもしれません。

大貫氏の作品は、書籍の表紙や挿絵にも使われており、「出版物でも、もっと作品を残していけたら、嬉しいですね」と言われていました。関東に限らず、全国で大貫作品が見れる日が楽しみです。

Iron Works Little Smith
茨城県水戸市笠原町1755-6
TEL+029-241-2244
FAX+029-241-2244

作品は、個展での発表、 他店舗のギャラリースペース、オーダーメイドでも取り扱っています。人形だけでなく、実用品の制作も可能!

 
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